みんなの声

みんなの声

参加者と講師、地元の方々からお話を伺いました!

山田 芳恵さん

中学3年生(当時)
一級建築士(現在)

第3回「2001地震火山・世界こどもサミット」に中学3年生で参加。その後、2005年からスタッフとして参加。

 地元、伊豆大島の会に参加し、当たり前に見ていた景色が、特別なものだと知りました。学者の先生が、子供のような目で、溶岩の魅力を語る。足元に落ちていた石ころが、石ころではなくなった瞬間でした。MCin神戸では、災害に強いまちづくりがしたいと強く思い、進路を決めました。大学生で地震学会に入会し、スタッフとして、こどもたちと「発見」することを続けています。自然災害と向き合い、自然の魅力を知ることができるのが地震火山こどもサマースクールです。

藤間 藍さん

小学4年生(当時)
慶應義塾大学SFC 3年生(現在)

第10回山口県萩市から参加し、2017年熊本県益城町からスタッフとして参加。

 2004年浅間山噴火がきっかけで火山に興味を持ち、活動する中で出会ったこのサマースクールは火山だけでなく地震や地質等私たちが住む大地の秘密を全国をフィールドに学んできました。「大地がもたらすのは災害だけではない。私たちの身近にはたくさんの恵がある。」ことに気づかされた場でした。この活動を通し、災害に対し事前から準備していくことの重要性を感じ、大学では学会の発表に参加させていただきながら防災におけるハード・ソフト両者の視点から学んでいます。

林 信太朗さん

秋田大学教授

第6回以降(6、8、10、11、12、13、14、15、16、17)に実験スタッフ、講師として参加。

 私は,地震火山こどもサマースクールに10回,火山の専門家として参加しました。このサマースクールは,こどもと専門家の距離がものすごく近いのが特徴です。これは,専門の研究者にとって大きなメリットが二つあります。一つ目は子どもと「語り合う」ことでアウトリーチの力を磨けることです。直接かたりあっていると子どもの反応がわかります。自分の話が伝わっているかどうかすぐわかります。話している中でどんどん子供の言葉を取りこむことができます。このような体験を積んでいると「マグマ・ミングリング」などと難しいことは言わずに,「マグマとマグマがソースとマヨネーズのように混ざってしましまになることだよ」などという説明ができるようになります。二つ目。子どもの「発想」が意外に鋭く,専門家として考えるヒントになることがあります。伊豆半島のサマースクールで,ある子どもが「さっき実験した赤い石がある」という発言をしたことからその場にいた数人の火山学者が激しく議論を始めたということがありました。というわけで,地震や火山の専門家の皆さんにも地震火山こどもサマースクールはおすすめです。

森本 星史さん

益城町教育委員会 生涯学習課学芸員

第18回 熊本地震で見つけた大地のヒミツ」に事務局として参加。

 熊本地震からまだ1年余り。地震について学習することは、大切だと頭では理解していても正直不安でした。いざ始まるとその不安は何のその。こども達は 、豪華な講師陣や仲間と楽しい実験やフィールドワークを通して活き活きしていました。一緒に参加した学校関係者にとってもいい刺激になったのではないでしょうか。最後は、熊本地震や益城の台地の成り立ちをきちんと理解し、土地の特性を活かした特産品「赤いサイダー」やましきの未来像を提案してくれ、とても頼もしかったです。現在、本町は、熊本地震の際に表れた布田川断層帯(国・天然記念物)の保存・活用に取り組んでいます。指定までの経過のなかで一役を担ってくれたマイスター(参加者)と一緒に教えて頂いたプログラムを今後も活かして防災・減災教育に努めます。

木村 学さん

東京大学名誉教授・元日本地質学会会長

第17回 南紀熊野の海と山のヒミツ」に講師として参加。

 「自然を見つめる、思いを巡らす、そして夢に遊ぶ」このことが自然の謎を解き明かしてきました。山を、海を、川を、そして大地に転がる石ころと地層をじっと眺めていると地球の声が聞こえてきます。気の遠くなるような46億年の年月から千分の1秒よりもっと短い時間、そして4万キロに及ぶ地球一周から千分の1ミリよりもっと短い距離を自由自在に飛び回れます。その実体験をするのがこのサマースクールです。

田中 圭一さん

室戸市企画財政課ジオパーク推進室(室戸ジオパーク推進協議会事務局)※開催当時
第11回 室戸ジオパークを610倍楽しむ方法」に事務局として参加。

 室戸ジオパーク推進協議会が第11回地震火山こどもサマースクール実行委員会に参加することが決まった平成21年12月は、室戸ジオパークが2度目のGGN申請国内候補地に落選した約1ケ月後で、次回のGGN申請に向けて、もう落ちるわけにはいかないと準備を進めている時でした。さらに、サマースクールが実施されるのは平成22年8月7日から8日までで、GGN申請国内候補地現地審査の10日前でした。このことがどれだけ困難な道のりか・・・ところが、推進協議会事務局内はそんな状況でも「倒れるなら前のめり」を合言葉に楽しんでいる雰囲気でした。ジオパークは楽しくなくては。
 その後、サマースクール実行委員会に参加し、様々な立場の多くの人が、みんなでジオパークの楽しみ方を作り上げていく様子を目の当たりにするなか、自治体がジオパーク活動をすすめるうえで大切なことに気づき、また、そのノウハウを活かすことでGGN審査の準備も順調にすすめることが出来ました。そして、現在の室戸ジオパークにつづいている、そんな意義のある取り組みだったと思います。

山岡 耕春さん

名古屋大学教授・前日本地震学会会長
第1回(丹那断層)第3回(伊豆大島)第18回(益城町)、番外編(2002年伊賀上野)に講師として参加。

 言いだしべえの小山さんに誘われて1999年にサマースクールを始める前から企画に関わってこられたこととかありますが、一番、メッセージとして書いて欲しいのは、学会が取り組む意義です。単なるアウトリーチでなく、この形態でやることで研究者にも得られるものがあること。子どもたちとともに考える意義などもメッセージにしてもらえれば。