第24回 御嶽山はなぜ大きいのか?

2025年は、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山を舞台に、長野県側の木曽谷で実施しました。長い歴史の中で数々の噴火を繰り返してきた山ですが、そこには火山が織りなす雄大な自然があり、人々は自然の恵みを受けて暮らしています。古来より、山岳信仰の対象として全国に名の通った御嶽山。火山と防災、まちづくりとのつながりについて、参加した子どもたちは野外観察や自然現象を表す実験などを通じて、研究者の手を借りながら探求しました。さらにこのイベントを通して、これからの未来に向けて火山との共生を考えました。プログラムの最後には、子どもたちが研究者と一緒に行った調査の結果について、一般市民向けに発表を行ないました。
こども達が解き明かしたナゾ?
1:御嶽山はなぜ大きいのか。どうやって大きくなったのか。これからも大きくなるのか?
2:御嶽山は他の火山とどう違う?特徴や魅力を見つけよう。
3:これから、御嶽山の近くで私たちはどのように暮らそう?私たちの楽しみ方、暮らし方、備え方について提案しよう。
概要
- 日時:2025年8月5日(火)~ 8月6日(水)
- 事前オンラインミーティング:2025年7月27日(土)19:00~
- 活動場所:長野県木曽町、大滝村、上松町など御嶽山周辺
- 講師:土井恵治(長野県火山対策総合アドバイザー)、竹下欣宏(信州大学)、金幸隆(名古屋大学)、川上明宏(御嶽山火山マイスター)、寺川寿子(名古屋大学)、堀井雅恵(名古屋大学)、道家涼介(弘前大学)
- 参加者:37名(小学生15名、中学生18名、高校生4名)
- 主催 第24回地震火山地質こどもサマースクール 実行委員会(公益社団法人日本地震学会 / 特定非営利活動法人日本火山学会 / 一般社団法人日本地質学会 /御嶽山火山マイスターネットワーク、名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センター)
- 後援 内閣府政策統括官(防災担当)、文部科学省、長野県、長野県教育委員会、木曽町、王滝村、上松町、木曽町教育委員会、王滝村教育委員会、上松町教育委員会、一般社団法人木曽教育会、木曽郡校長会、信州大学教育学部防災教育研究センター

本事業は、休眠預金を活用して実施されました。