開催地公募
2026年度以降の地震火山地質こどもサマースクール開催地候補募集
地震火山地質こどもサマースクールは、1999年夏から小・中・高校生を対象にはじまった行事で、現在、日本地震学会、日本火山学会、日本地質学会が共同で実施する、地球科学関連では最大規模の体験学習講座です。加えて、防災学習や地球科学学習の実践者育成も目的としています。今回、下記により2026年度以降の実施を希望する開催地を公募いたします。(※2025年の開催地は長野県木曽町周辺、御嶽山に決定しました。)
このサマースクールでは、参加者のこどもたちが、第一線の研究者と一緒に地元の見慣れた景観の中に隠された地球の活動を探し、大地や風景のなりたちを考えます。野外観察、身近な材料を使った実験、研究者との対話を通じて、その土地の誕生から現在までの歴史や、そこに成立した地域社会との関係について楽しく学びます。また、開催地で見られる地震活動や火山噴火、地質現象などの証拠に触れることで自然災害に対する理解も深めます。プログラムの最後には、子どもたちが研究者と一緒に行った調査の結果について発表を一般市民向けに行います。各学会からの講師の交通費・謝金を開催地が負担する必要はありません.また、開催地やその近くで、過去の地震や火山による被害がなくても構いません。詳しいことは「地震火山こどもサマースクールにおける標準的なプログラム型式」をご覧ください。
サマースクールでは、地域や全国において防災学習や地球科学学習に関わる実践者の育成を重視しています。サマースクールの実施や準備過程で検討されたプログラム、資料、実験道具をはじめとしたコンテンツに加えて、子どもたちの探求学習を進めるためのノウハウを共有します。
なお、2024年度(第23回)は徳島県三好市・板野町等で、2025年度(第23回)は長野県木曽町周辺(御嶽山)で開催予定です。開催前年の準備段階からスタッフとして2名前後参加いただくことを歓迎します。
応募資格
- 地震火山地質こどもサマースクールの主旨に賛同し、現地事務局を設置できる団体。なお応募が採択されたのち、三学会(地震・火山・地質学会)のスタッフと現地事務局で実行委員会を結成し、この実行委員会がサマースクールを実施します。
- 現地学校の夏休み期間中に1泊2日又は2日日程の通い形式の日程(土日が望ましい)でサマースクールを実施できること。
- こどもとスタッフの宿泊に供することができる宿泊施設を確保可能なことが望ましい。
募集期間・申込方法
【募集期間】2026年度の開催希望は2024年2月13日まで。2026年度以降は開催年の2年前の2月中旬。
【申込方法】必須事項を専用の用紙に記入の上、地震学会事務局にメールまたは郵送にて申し込む。
【選考結果の通知】:3月末頃に、郵送およびメールにて採用か不採用かを連絡します。
本件に関する連絡先
公益社団法人日本地震学会・ 普及行事委員会
〒330-0845 埼玉県さいたま市大宮区仲町2-80-1 KS・DiO 205
E-mail:zisin@tokyo.email.ne.jp
電話:048-782-9243